「変形性股関節症」と診断され、自身が人工股関節手術を受けた社会保険労務士の闘病日記です。今後、人工股関節手術を検討されている方の参考になれば幸いです。気楽にお読みください。
人工股関節手術で、こんなに歩けるようになりました!
午後からの入院なので、大好きなお酒とラーメンの食べ納めをしよう!と蒙古タンメン中本高田馬場店へ。
一番辛い冷やし味噌ラーメンに瓶ビール。覚えているのはキリンの瓶ビールの味。「ああ、当分飲めなくなるんだなあ」といつもはぐいぐい飲むところを、コップでチビチビもったいぶって飲んだ記憶が(笑)
病院へ到着。パンツはここ。靴下はここ。……と物を置く場所を決め、病院内の説明書に目を通す。テレビを観るためには1000円で院内カードを買わなきゃいけない。600分テレビが観れるそう……多分YouTubeやアマゾンプライムで十分だと思うけど、一応買っておく。使わなかった場合や、余った場合は返金してもらえるし。
ネット繋がなきゃ!!わたしは入院前に、ネット使用無制限30日のレンタルWi-Fiを購入しました。とても役に立ちます!!
動画鑑賞、メールのやり取り何不自由ないネット環境、現代人これ大事!!と、アナログなおっさんが言う(笑)
パソコンやスマホのコンセントの差し込み位置も大事。電動ベッドの頭の角度を下げたり、上げたりする時に、ベッドに線が絡んで抜けてしまうことが多々ありました。出来れば延長コードを持っていくのが得策かも。
ついに、コンセントから抜けた後、電動ベッドの隙間と隙間に挟まってしまい、上げ下げしている拍子に、「バキッ!!」の音を立ててご愁傷様となりました(´;ω;`)ウッ…
初めての病院食。夕食。
味付けは薄目。量も少なめ。この食生活を毎日続けていたら、退院する頃には痩せていいダイエットになるかも、なんてね(笑)この一食一食の食事が入院中の大きな喜びになるので、一口20回噛んでゆっくり味わって食べるようにしました。夕食のかぼちゃの煮物、噛めば噛むほど甘くなっていって、本来の野菜が持つ甘みを感じられたなあ。
朝食にパンが出てきた!朝にパンを食べる習慣がないので、とても斬新!パンにイチゴジャムをつけてから~の……牛乳!
牛乳に砂糖が入っているかのように甘く感じました。昼食にはミートソースが出た!結構、ボリューミーなのね!
早速、昨日購入した院内カードでテレビを1時間ほど視聴。
テレビを観るための時間をお金で買っている。1000円で600分。1000円で600分(笑)集中してテレビを観た気がします。いつもなら「iPhone触りながら、パソコンで動画観て」のように、~しながらが当たり前でしたが、「一つも見逃すまい!!」と食い入るように眺めました。貧乏性なのでしょうか(笑)それと、アナログなテレビや新聞が、社会と自分が繋がっていると実感させてくれるツールだなってなぜか思いました。日頃、SNSでたくさんの人と繋がっているのにね。
さ、いよいよ明日は手術だ!!今日は早めに休もう!!と思いましたが、気持ちが高ぶったせいか、3時間くらいしか眠れませんでした(笑)
手術当日。手術は11時から開始からとのこと。人生の中で、全身麻酔や、メスを身体に入れたことがないので、心臓のドキドキを強く感じました。
友人に電話して、「大丈夫だよ。気にしすぎだよ。死ぬわけじゃあるまいし」なんて励ましの言葉をもらうも、やはり緊張とドキドキが止まらない。「もうこうなったら、面白い動画を見て、馬鹿笑いして手術に望もう!」と、YouTubeでお笑い動画を観ることに。手術前のThe緊張of緊張の中で、一番面白かったのは、いつもすべっていて場を寒くするような全くおもろない人のギャグでした(笑)馬鹿笑い出来たのはなんだったのだろう(笑)ギリギリの究極の時って人間、何をどう感じるのかわからないものです(笑)
手術30分前。ハイソックスのような長くてきつめなソックスを履きました。その時、自分の両足を並べて、最後の最後に眺めてみると、「明らかに右足が3センチほど短いんだなあ、この右足が良く50年も頑張ってくれたのだなあ」と感慨ひとしお。T字帯というおむつのようなふんどしみたいなものを身に着けて待機。頭にはキャップをかぶり、麻酔をするので、普段生やしているあごひげも剃りました。
「さ、行きましょう」と看護師さんと普段使うエレベーターとは別の手術室直行のエレベーターへ。
麻酔の先生に3本注射を打たれました。最後の1本が結構痛いなあって思っていると、先生が「今のこの痛さがこの手術の中で一番強い痛みなので、大丈夫ですよ。安心して下さい」とおっしゃって下さり、とても励みになりました。
そして麻酔マスクを被せられ、「今から変なにおいが入ってきます。大丈夫ですか?」と言われ、マスクの空気を吸っていると、居酒屋で結構な量のお酒を飲んだ時のふらふら感に似ているな、と思ったのが最後。
意識がなくなりました。
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目が覚めたのは、手術室の出口。担架に横たわっていて、なぜか燃えるような体内の熱さで、恐らくは40℃は超えていたんじゃないかと思います。汗がびっしょりでした。看護師の方々が目の前にいらっしゃいました。
「手で額の汗をぬぐっていいですか?」「いいですよ」
「手術は終わったのですか?」「はい、終わりましたよ」
「成功したのですか?」「……とりあえず成功しましたよ」
とりあえず?とりあえず?どいうこと?なにかあったのか?なにか問題があったのか?と不安な気持ちで病室に戻りました。
酸素マスクをつけて髪がぼさぼさの図(笑)
1時間ほどした時、主治医の先生がいらっしゃいました。詳しく聞いてみると、手術にはおよそ2時間半ほどかかり、出血量が2リットルもの大量出血だったこと。大腿骨の骨がなかなか切断出来ず、ノミの刃が欠けてしまったことを話されていました。
2リットルって大量の出血なの?と実感がわかなかったのですが、血圧を測ってみると、上が70で下が50いかないくらいだったので、人生の中で最も低い血圧だなって思いました。さらにネットで調べてみると、人工股関節手術で出血する平均的な量はおよそ400cc。一時自分は三途の川を渡りかけたのかなあと思いました(笑)
そして、自分は元々骨太だったし、長くダンサーをしていたことから、股関節くんが「激しい重力に負けないぞー!、ばっちこーい!!」って進化して、骨がカチカチのガチガチになったために、ノミの刃がこぼれるわ、股関節くんの熱い思いが大量出血となって現れたのかなと(笑)
あまりにも血圧が低いということで、280cc輸血をしました。自分の身体には点滴やら輸血やら、心電図やらなにやらかにやらのコードがあちこちに張りつけられています。あたかも蜘蛛の巣に引っかかった虫のようです。それに相まって、iPhone、Wi-Fi、パソコンの充電コードもあるので、スッチャカメッチャカです(笑)ベッドの上で、自分の足がどれくらい上がるのかなあ?と試してみると、足ブラブラは出来るけど、自分の意志で足をピンと上げることが出来ませんでした。
この日は終日絶食。事前に、「手術した日は絶食だよー」と聞いていたので、「お腹ペコペコじゃーん」って思っていましたが、実際は空腹を考える間もなく、寝たり起きたり寝たり起きたりの繰り返しで、あっという間に一日が終わりました。
入院4日目
手術翌日。血圧低すぎてリハビリできず!?
2023年11月21日(火)
絶食の一日が明け、朝食。やはり朝にはお腹ペコペコでした。クロッワッサン、オムレツ、牛乳とシンプルな食事でしたが、噛めば噛むほど食材の旨味や甘みが感じられました。思わずなぜか、「いただきます」「ごちそうさまでした」の合掌をしていました。
本来であれば、リハビリの予定だったのですが、相変わらず血圧が低く、80-60で、めまいや立ちくらみによる転倒を防ぐために、ベッドの上で軽いリハビリ。膝をお腹につけるストレッチをやったのですが、ガチガチに硬いやら痛いやらで、先が思いやられました。
お昼はビーフカレー。普段、タイ料理やインド料理のカレーばかり食べていたので、シンプルな日本のビーフカレーは何十年ぶりで(笑)、とても斬新でした。
主治医から自分の体内にあった股関節の破片を頂きました。「約50年間ありがとう」という股関節への感謝の気持ちと、「いつまでも忘れずにいたい」という気持ちで、「容器に入れて持ち歩きたいので、もらえるなら下さい」と主治医にお願いをしていたのでした。なんか、梅干しみたい(笑)
入院5日目
やっとリハビリ開始!まだ自分の意志で右足動かず。
2023年11月22日(水)
血圧がやっと、上90台になったので、車いすでの移動の許可がおりることに。
本格的なリハビリもこの日からスタート。
仰向けでベッドに寝そべると、太もも周りの筋肉がカチカチで右ひざの裏がベッドにつかない。
マッサージを入念にして頂きました。平行棒につかまりながら歩く練習もしました。自分の意志で右足が動いてくれず、平行棒に体重をたくさんかけて、左足でかばいながらの歩行になったようです。自力で歩けるようになるにはまだまだはるか遠くに思いました。
この日やっと手術後から初めてのシャワー入浴が出来ました。とは言え、なかなか苦難でした。パンツがなかなか脱げないし履けない。物が落ちるとなかなか届かない。
手術前、当たり前のように行っていた入浴がこんなに大変だったんだと思い知らされました。
30分ほどかけてやっとベッドに戻りました。
祝祭日なので、リハビリが休み。特にやることもなかったので、3食のごはんを楽しんだり、パソコンでYouTubeや映画を見て過ごしていました。
入院してから初めて洗濯をしました。車いすになって、自分で出来ることが増えて嬉しかったです。トイレに行ったり、シャワーを浴びたり、髭を剃ったり、歯を磨いたり。
闘病生活って、出来ることがたくさん増えたかと思えば、新たな課題が出て、出来なくて落ち込んで、そして頑張って克服して出来るようになって……の繰り返しなのかなって思いました。
♪1歩進んで2歩下がる~♪
あれ?これでは後退してしまうか(笑)3歩進んで2歩下がるんですね。
リハビリで平行棒に掴まりながら歩く練習と、歩くときに十分に右股関節に体重を移動する練習。スタスタ歩くのではなくて、太極拳のようにゆーっくりとジワーッと意識しながら練習しました。
多分このトレーニングが自力で歩くときに必要な筋力と柔軟性が身につくんだろうな、と信じて。
この日のご飯がチキンライスやハンバーグが出てきて洋風テイストでした。やはり一口20回以上噛んで味わって食べました。
入院8日目
障害物を太ももを上げて両足交互に乗り越えるリハビリ。
2023年11月25日(土)
リハビリで新たな課題が。平行棒につかまりながら、足元にある20センチくらいの高さの障害物を太ももを上げて両足交互に乗り越えるリハビリ。この筋トレがおいおい、階段昇降に繋がってくるのかなあ、と思いました。
自分のベッドでも自主練をしました。腰フリフリ体操。右股関節が柔らかくなるように。腿上げ体操。階段の昇降が早く出来るように。寝返りを打った状態で両太ももに枕を挟んで、右足を上げるトレーニング。右足が早く上がるように。
移動が車いすからサークル型の歩行器に。これで一気に独り立ちへ向けて、加速度的に早くなるかな。なるといいな……
入院9日目
歩行器に掴まりながら病棟内をぐるぐる歩く自主リハビリ。
2023年11月26日(日)
歩行器に掴まりながら病棟内をぐるぐる歩く。少しずつ、歩行器にかける体重を少なくしたりしてみる。片方の手を歩行器に触れない、とか。ちょっとずつちょっとずつ、今まで歩いていた感覚に近づいているかな、と思うようになる。
でもまだまだ、太もも周りは破裂しそうなくらいパンパンだし、右股関節がまだまだ硬くて動けていない感いっぱいだし。靴下履くのも脱ぐのも痛くて大変だし……課題はまだまだいっぱい。
入院10日目
検査にリハビリに仕事に忙しい一日でした。
2023年11月27日(月)
今日はイベントが目白押し。採血から始まり、矢継ぎ早にリハビリ、CT検査、レントゲン。そして、自分の仕事(笑)社労士業務、パソコン1台あればどこでも出来るのです!
リハビリでは、腹ばいになって、右足全体を上に上げる訓練。まださっぱり上がらないけど、上げようと意識することが大事、と先生がおっしゃっていました。お尻の筋肉を意識しながらやりました。でも、後方アプローチで手術した方はお尻の筋肉って術後はどうなっているんだろう、とふと疑問を抱きました。
昨日と同じように、平行棒に軽く手をかけての歩行練習。太極拳のように、右股関節にちゃんと重心が乗るように、股関節の可動域が広くなるように筋肉を伸ばしながら練習しました。
いよいよ今日から、同じ病棟内はステッキ歩行に。
違う階に用事がある時は、歩行器で。
ステッキへとステップアップしたので、うれしくて病棟内をうろうろ何往復もしました。ただ、歩行器よりさらに、支えの面積が少ないステッキになったことで、右股関節への重さ負担が大きくなって、少し痛みを感じました。それをかばおうとして、ステッキを持つ手首に力が入って、少し手首も痛みを感じる事態に……
そう悩んでいると、執刀医の先生が回診で来られたので、この旨を伝えてみました。「そういう時は無理してステッキを使わず、歩行器を使えばいいよ。歩行器にかける重みを少なくしていけばいいんだから。戸田さんはずーっと3センチ短い股関節で過ごしてきて、いきなり長さがぴったり同じになったものだから、身体がびっくりしているんだよ」と。
それを聞いて心が軽くなり、痛い時は無理せず、ステッキを使わず、歩行器にしようって思いました。これがまさに、♪3歩進んで2歩下がる♪ということなのでしょうね。
さて、今日お風呂に入った時、ふと傷口がどうなっているのか見たくなり、お風呂場でパチリ。注射する時も、注射している方向が見られず、反対を向いて注射が終わるのを待つほど小心者。ずーっと傷口を直視出来ないでいましたが、撮ってみました。※グロ注意!!
どうも、歩行器やステッキの支えなしに、右足だけで一本立ちする自信がまだない。「痛いかも」とか、「右足の筋力が体重を支えられないかも」と思ってしまう。このままでは、バッティングセンターで1本足打法が出来ないな(笑)
朝一に、執刀して頂いた先生の回診があり、「今週いっぱい様子を見て、レントゲンを撮って異常がなかったら、もう大丈夫かな」と。
ん?どういうこと?まさか退院ってこと?!!
えー!!まだ、自力で歩けないし、パンツの履き脱ぎがきついし、右足で立つのがまだ怖いし……
なのに……こりゃ、リハビリいっぱい頑張んなきゃいかん!!と身が引き締まりました。
で、リハビリ。
今日の課題は右手を真上に上げて右足に体重を乗せて、右手右脇右股関節が一直線になるポーズ。昨日不安だった右足に体重を乗せることへの恐怖心が薄くなっていくような気がしました。
2つ目の課題。寝返りを打って右足を上げるトレーニング。
これがやってみると、全然上がらない!しかも痛い。リハビリの先生にサポートしてもらいながら右足を下げてもらっても、それでも尚痛い!大きな課題となりました。
3つ目の課題。踏み台昇降。
15センチほどの高さの台に両足交互に踏むのだけれど、右足をステップに乗せたものの、左足を全く台の上に乗せることが出来ない!!
「先生、すみません!全く右足が踏ん張ってくれません」とリハビリの先生に伝えると、「では一番低い台でやってみましょうね」と取り換えてくれました。
一番低いステップの高さで、なんとかかんとか平行棒の助けを借りながら、踏み台の乗り降りが出来ました。
出来なさ加減に落ち込んでいると、先生が「戸田さんは、長い年月右足が短くて左足でかばってきて、今右足が治って、これまで使ってこなかった筋肉を今使っているから焦ることはないですよ」と言って下さいました。
夜、部屋で自主練をしました。右足を上げるトレーニング。本当に痛いのだけれど、何回も少しずつ少しずつやっていると上がるようになりました。 なんか今日はリハビリのことで頭がいっぱいな一日になりました。
入院12日目
リハビリで現在での弱点がわかりました!
2023年11月29日(水)
リハビリで現在での弱点がわかりました。
それはお尻の筋肉です。
仰向けに寝て、両ひざを立ててお尻を上げる練習が出来ない(´;ω;`)ウッ…お尻が上がらないのです。
右ひざを立てて、左足の踵を90度にして少し上げた状態で、お尻を上げる練習。やっぱりこれも出来ない(´;ω;`)ウゥ
うーん……退院が迫っているのに、お尻の筋肉が弱いし、まだ階段を上る練習をしていないぞ!!
おれ、大丈夫か!?果たして退院出来るのか!!?続きはCMの後で(笑)
出来なくて落ち込んでいる場合ではないので、ベッドの上でやってみました。
両ひざ立てて、お尻を上げるのは出来るようになりました。でも、右ひざ立ててお尻を上げる練習の方はほんの1センチ2センチしか上がりませんでした(´;ω;`)ウゥゥ
悔しくて思わず、「うわー!上がんねー!!」と声が出てしまいました。4人相部屋全員にもれてしまったと思います(笑)
退院が迫っている焦りからか、つい追い込まれている心境になるのですが、気分転換に食事の写真を載せてみます。
お昼カレーだったのですが、退院したら、自分でカレーを作ってみようかな。わたしは具材ゴロゴロ派です。
入院13日目
引き続きリハビリの毎日。課題はお尻の筋肉の強化!
2023年11月30日(木)
課題はやはりお尻の筋肉の強化。
理学療法士の先生に「やっぱり、左よりも右のお尻の筋肉が落ちていますね」と指摘を受けました。
こんな短期間に筋肉って落ちちゃうんだーってショックでした。
平行棒につかまりながらの踏み台のステップ。テンポよく勢いで「右、左、右、左」ならばステップできるのですが、うーん、なんかそれはズルっぽい。ゆっくりと右、左、右、左は出来ませんでした(´;ω;`)ウゥゥ
けれど、昨日よりちょっとだけ前進したと思うのは、右ひざを立てて、左足はまっすぐの状態で、お尻を上に上げるトレーニングで、そんなに高さは上がらないけれど、「右の足裏で地面を押しているんだぞ」という実感が出来たことです。
早く出来るようになりたくて、部屋に戻って、リハビリの復習をしました。
さらに、執刀医の先生から手術前に頂いた、エクササイズのパンフレットをやってみよう!と思いました。
これまで、右足に全体重を乗せて大丈夫なの?と無意識に怖がっていた意識が薄れました!!
このエクササイズをして、徐々に支える手の荷重を少なくしていって、極めてほぼ全体重を乗せながら屈伸することが出来ました(*^^*)
さー、明日のリハビリが楽しみです!!階段も登れるような予感。
夜、シャワーを浴びて、ラウンジで一休みしていると、「あれ、リハビリで一緒の方ですよね?」と声をかけられました。
話しを聞くと、その方も人工関節手術をしたのだとか。
仕事の関係で何が何でも12月2日には退院したいと先生に直談判したのだとか。
入院まだ7日くらいだそうです。筋力とか大丈夫なのかなあ?なんて思いましたが、「日常生活に戻ることがリハビリ」とも言いますしね。
その方に、障害年金の請求のことを教えてあげました。
「えー!知りませんでした。後で調べてみます」とおっしゃっていました。
やっぱり、障害年金ってあまり知られていないのですね……
「もしわからなかったら、私専門家ですのでご相談下さい」とちゃっかり営業してしまいました(笑)
入院14日目
入院生活の中で欠かさずしていること。
2023年12月1日(金)
この入院生活の中で欠かさずしていることが、毎食のご飯を食べる前に、写メを撮ること。
しかーし!本日の朝食で撮り忘れ、食パンを食べかけてしまいました(´;ω;`)ウゥゥ
連続記録ストップ!プロ野球の完全試合が途切れたみたいな(笑)
その後、洗濯をしました。洗いと乾燥で300円なのですが、入院初日に購入した院内カードが洗濯でも使えるようなので、カードを差し込み洗濯したのですが……どうやら洗濯終わった後、抜き忘れたようで……
ラウンジでコーヒーを飲んでいると、看護師さんが一人一人の患者さんに「このカード誰のかわかりますか?」と聞き込みしてくれているようで、「あ、そのカードわたしのです」と申告したら、その場にいたわたしの隣の方がナースステーションに届けてくれていて、お礼を言いました。本当に世の中って狭いものですね。
今日は土曜日。
朝一に主治医がいらして、来週の月曜日にレントゲンを撮って、異常がなければ退院らしい。長かったような短かったような……入院生活にだいぶ慣れて居心地が良く離れたくなくなっているような(笑)
今日はリハビリが休み。病棟全体が平日に比べてゆったりしている気がする。
自主トレをしていました。ベッドの上で、お尻を持ち上げたり、外転筋エクササイズをしたり。
退院間近なので、少しでも日常生活に近づけた方が良いかと思って……補助なしで歩きました。9Fの病棟をぐるぐる。1Fに降りてコンビニで立ち読みしたり、ぶらぶら歩いたり。
今まで右足の方が3センチ短かったところを、長さが左右ぴったりになったことから、やはり右足が長くなったような気が。なんとなく、左足側のお尻に負担がかかっているような気がする。
退院後を想像する。帰り道、ここから駅までおよそ500メートルくらいだが、多分休み休みでないと着けないかもしれない。最寄り駅で降りて、バスに乗って、バスから家まで歩いて10分くらい。通常時で10分だから、病み上がりの歩くペースだと20分くらいかかるかもしれない。そんなことを考えると、日常生活に戻るのがまさにリハビリ、あるいは筋トレなのかもしれない。
昨日、院内カードを拾ってくれた患者さんと立ち話し。聞いてみると、その方の股関節唇にでっぱりが出来ているのだそう。激痛なのだそう。そのでっぱりを除去する手術の事例がまだないらしい。もうすでに12日入院しているのに、何の進展もないらしい。その方も月曜日に医師から何らかのお話しがあるというので、「お互い、月曜日までドキドキですねー」なんて話をしていました。
男性の相部屋では、ほかの患者さんと会話をすることは皆無なのですが、女性同士の部屋だと結構気軽に世間話だったり、病状のことだったりなんでも話をして、おやつの交換もするみたい(笑)
「おかげで、~㎏太っちゃってー」とおっしゃっていました。わたしは間食を一切しない、病院食ダイエットが出来ている!!はず……ちょっと自信ないけど(笑)
やっぱり、双方のコミュニケーションが取れるっていうのが嬉しかったです。入院中は看護師さんがメイン。痒い所に手が届くようなきめ細かいフォローと気遣いがとてもありがたく、安心感や頑闘病生活を頑張る勇気をもらえるけれど、自分の今思っていることや身の上話の出来る相手がいるってとても大事なことなのだなと思いました。
今日は日曜日。リハビリなし。退院がどうやら迫っているようです。手術して筋力が落ちたのと運動不足と相まって、日常生活と病院生活とのギャップってすごいあるのかなあ、と。
よし、1階エントランス、日曜でスカスカなので、ウォーキングしてしまおう!!ついでに筋トレもしよう!(笑)と。
1階をグルグル10周回っておよそ3000歩いきました(笑)
院内カードを拾ってくれた方がコンビニで買い物する帰りに私を見かけて、「ごきげんですね」と声をかけてくれました。あほ面で口笛吹いていたからかなあ(笑)
そして階段問題。私の住まいの賃貸アパートは階段が急で、部屋の寝室もロフトで、上る階段がきついので、少しでも階段上れるようにしよう!と。
病院の窓際を利用して踏み台昇降運動。
手術した右足を軸に左足をステップに乗せるのがどうも難しく、まだまだ筋肉が足りないみたい。横の柱に手を添えながら、10ステップを2セット。
でも、「階段大丈夫かなあ?」という不安がだいぶ払拭されました。スムーズに、右、左、右、左で昇り降り出来なくても、1歩ずつ昇り降りすれば良いのだから。
入院初日に買った院内カード。全然使わなかったので、テレビを観ました。
お昼ごはんを食べながらのど自慢を観ました。わたしの中のブームで、「この人は鐘が鳴るか鳴らないか選手権」をしています(笑)
要は参加者一人一人に鐘が鳴るかどうか予想するわけです。おこがましいですね(笑)正答率は80%といったところでした。
お世辞でも上手とは言えない方が、毎回何人か参加されるのですが、その人たちにはテレビを通して歌を通してメッセージを伝えたい誰かがいて、そのために参加していて、涙が浮かぶようなストーリーがある……
年とる度に、涙腺が弱くなっているおっさんでした(笑)
リハビリに始まり、採血、レントゲンと目白押し。
リハビリは、可動域の確認と、退院後の自主トレの練習をやりました。
階段はやはり一段一段左右の足をそろえながらゆっくりと昇り降りすることにします。筋力も体力も落ちているでしょうし、2週間後診断まではスローペースの回復にしようかな、と。
レントゲンの結果、特に異常なく、明日の退院が決定!!(*^^)
長かったような、短かったような。
長かったような短かったような、入院18日間が終わりを迎えようとしています。
病院食最後の朝食。病院食ダイエットなんて勝手に命名しましたが、やせたかなあ?
「病院食は味が薄くてあまり美味しくないよ」とは聞いていましたが、入院中の何よりの楽しみが食事を頂くことでしたし、ゆっくり味わって20回ちゃんと噛んでいると、食材の持つ甘みや旨味が感じられたのは、貴重な経験でした。
「有難い」経験でした。とか言いながら、この後お酒を飲んで、味付けの濃い食べ物を食べてこれまでの日常に帰っていくのかなあ……
でも、人工股関節を入れた人にとっては、体重管理はとても大事なこと。適度な運動と適度なお酒と食生活で適正な体重をキープしていきたいと思います。
お支払い……事前に限度額適用認定証を作っていたので、おおよその入院費は予想していました。しかし……予想を上回る金額の明細書が来ました!!((+_+))
なにやら、月々それぞれの支払いなので、月をまたいでしまうと、わたしみたいに12/5で12月早々の退院でも、11月分だけではなく、12月分としてもあまりかわいくはない額の請求が来る(笑)
というわけで、医療費のことを考えるならば、月初めの入院が良いかもしれませんね。
とは言え、執刀して下さった先生は常に多忙で、今回の11/20の手術日を逃せば、もしかしたら2か月後3か月後の手術日になったかもしれない。こちらで手術日を指定するほど、余裕がないくらい足が痛かったし、早く手術したかったのでやむを得なかったです。
さて、ひとます、JK(人工股関節)社労士の闘病日記をひとます幕を閉じたいと思います。それにしても、すごいネーミングですね。JKって女子高生か(笑)
お世話になりました、執刀医、主治医、看護師さん、リハビリの先生、知り合った方たち、皆さまにお礼を申し上げます。本当にありがとうございました!!
今後、2週間検診だったり、3か月だったり1年だったり、定期健診が都度あると思うので。その際には更新していきたいなと思っています。
あ!あと効果的なトレーニング方法や、人工股関節を入れている方にとって何か耳寄りな情報が入ったら更新していこうかな。まずはここで終わりたいと思います。
股関節が痛い方も、人工股関節にしようか悩んでいる方も、すでに入れている方も、その他たくさんの方も、ここまでご覧頂いてありがとうございました。皆さまにとって何か一つでもお役に立てることがあったら幸いです。それではまた!!
障害年金の申請は任せてね!!!と最後に営業(笑)
Good luck!! May the force be with you!!!